BASF、ブラジルでアクリル酸~高吸水性樹脂のコンプレックス構想、マレーシアでも高吸水性樹脂のFS
BASFはブラジルにアクリル酸、ブチルアクリレート、高吸水性樹脂のコンプレックスを建設する構想を検討していることを明らかにした。
現在FS中で、今年中にどこまでを含めるかと能力を決める。
既にBraskemとの間で、Braskemが原料プロピレンを供給する覚書を締結している。
来年に着工し、2014-15年完成の予定。
BASFは2001年にブラジルSão Paulo州のGuaratinguetáでブチルアクリレートの生産をスタートしているが、南米ではアクリル酸も高吸水性樹脂も生産しておらず、すべて輸入している。
BASFはアクリル酸のリーダーで、全世界の能力は119万トンとなっている。
Antwerp 320千トン Ludwigshafen 320 Freeport, TX 230 Nanjing, China 160 倍増計画あり Quantan, Malaysia 160 Total 1,190
競合各社については次項で。
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BASFとPETRONASは3月29日、マレーシアのGebeng Industrial ZoneにあるJVの BASF PETRONAS Chemicals (BASF 60%/Petronas 40%)で高吸水性樹脂の生産を行うFSを開始すると発表した。
JVは1997年に設立され、アクリル酸、ブタノール、可塑剤、ブタンジオール等を生産している。
BASF PETRONAS Chemicals については 2009/8/3 ダウ、マレーシアのOptimal も売却 参照
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