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2009年4月 9日 (木)

インドのアッサム・ガスクラッカー計画 動き出す

Ineosは3月25日、インドのBrahmaputra Cracker and Polymer Limited (BCPL) LLDPE/HDPE技術をライセンスしたと発表した。能力は22万トン。

2006年4月にGAILの主導でアッサム州のLepetkata, District Dibrugarh に石油化学コンプレックスを建設するAssam Gas Cracker Project がインド政府の承認を得た。

アッサム州はインド北東部に位置し、ブータンおよびバングラデシュと国境を接している。
アッサム州は天然自然に恵まれており、1901年にはインド初の石油精製所が州内ディグボイに設置された。アッサム石油機構(AOD)のディグボイ精油所は、現在操業している石油精製所としては世界で2番目に古い。

Assam Gas Cracker Project のために2007年1月にBCPLが設立された。出資は以下の通り。

  GAIL  70%
  Oil India Ltd (OIL)   10
  Numaligarh Refinery Ltd(NRL)  10
  Government of Assam  10

天然ガスとナフサを原料にクラッカーと誘導品プラントを建設する。

  エチレン  220千トン
  プロピレン  60
  HDPE/LLDPE  220
   PP  60
  Pyrolysis Gasoline  55
  Fuel oil  12.5

OIL NRL 600万m3/日の天然ガスと16万トン/年のナフサをそれぞれ供給する。不足の天然ガスはONGC Ltd.から供給を受ける予定。

今回、HDPE/LLDPE技術が発表されたが、PP Lummus Technologies とされており、エチレン技術はまもなく発表される。

GAILでは杭打ちをした2007年4月9日から60ヶ月での完成を目指している。

 

参考   2006/6/5  インドのエチレン計画 


* 総合目次、項目別目次は
 http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。

  各記事の「その後」については、上記目次から入るバックナンバーに付記します。


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