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2009年2月 2日 (月)

新日本石油の業績

新日本石油は1月30日、2009年3月期連結決算の業績予想を大きく下方修正した。

昨年10月時点では当期純損益を-230億円としていたが、今回は-2,400億円とした。前年と比較し、-3,883億円となる。

2009年3月期業績予想 (単位:億円)

  今回予想
(2009/1/30)
前回予想
(2008/10)
差異 前年実績 差異
売上高    76,000   88,500   -12,500   75,240      760
営業損益
(うち在庫影響)
   -3,040
 
(-4,100)
    -120
   (-730)
   -2,920
  (-3,370)
    2,640
   (1,679)
  -5,680
(-5,779)
経常損益    -2,700        50    -2,750     2,757   -5,457
当期純損益    -2,400     -230    -2,170     1,483   -3,883
配当   20     20        -     12    +8

セグメント別経常損益(単位:億円)

  今回予想
(2009/1/30)
前回予想
(2008/10)
差異 前年実績 差異
石油製品
(うち在庫影響)
   -3,520
  (-4,100)
  -1,190
   (-730)
-2,820
(-3,370)
   1,313
  (1,679)
  -4,833
(-5,779)
石油化学製品      -490     -280     -210     226     -716
石油・天然ガス開発     1,200    1,130        70    1,113        87
建設・その他       110     110         0      105          5
合計   -2,700        50   -2,750    2,757   -5,457

損失増大の主因は原油在庫の評価損である。同社は原油の在庫を総平均法で計算している。

同社では10月時点では 通期平均で、原油代 97.8ドル/バレル、為替レート105.3円/ドルとみていた。
今回、原油代
83.7ドル/バレル、為替レート100.0円/ドルに見直した。

原油価格が上昇していた2008年3月期は、前年度末の安い在庫を平均したため、在庫評価で1,679億円の利益を計上した。
しかし、本年は期首の高い在庫が損益に影響するため、10月時点では在庫の影響を
-730億円とみていたが、その後の原油安により、それが-4,100億円に膨らんだ。

在庫の影響を除くと、営業損益は1,060億円の黒字であり、同じく在庫の影響を除いた前年実績(961億円)とあまり変わらない。

石油化学会社も、住友化学や三井化学を除き、ほとんどが原料及び製品の評価に総平均法を採用しており、規模は異なるが、同様の事態が起こる。


* 総合目次、項目別目次は
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。

  各記事の「その後」については、上記目次から入るバックナンバーに付記します。


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