WTI原油価格急騰、一時139ドル超え
6月6日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、ユーロなどに対するドル安進行を材料に急騰し、WTI原油の7月渡しが一時、139.12ドル/バレルまで上昇し、最高値を大幅に更新した。
終値も前日比10.75ドル高の138.54ドルで、終値の最高値を更新、1日の上昇幅としては過去最大の8.4%となった。
6日に発表になった米雇用統計で、失業率が5.5%と前月から0.5ポイント急上昇した。0.5ポイントの上昇は22年ぶりのことで、これを受け、為替市場でドル売りユーロ買いが強まり、原油価格も上昇した。
Morgan Stanley がレポートで、7月4日までに原油価格が150ドルまで上昇する可能性を述べたことなども買いを誘った。
Morgan Stanley のアナリスト Ole Slorer が、アジア諸国の強い需要で独立記念日前にも150ドルまで上昇する可能性があるとした。
週明けの東京市場でもドバイ原油やナフサが急騰するとみられる。
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