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2007年12月14日 (金)

速報 ダウとクウェートのPIC、グローバル石化JVを設立  

ダウは12月13日、クウェート国営石化会社 Petrochemical Industries Company (PIC) との間でグローバルな石化JV50/50)を設立すると発表した。

JVは米国に本拠を置き、PEPPPC、エチレンアミン、エタノールアミンを製造販売する。売上高は110億ドル以上で、従業員は世界で5,000人。

ダウは20063月に、基礎部門の強化をJV化を通して行う方針を明らかにした。他社と新しいJVをつくるだけでなく、場合によっては既存の設備を出してJVにすることも行うとした。ダウはこの戦略をasset lightstrategy asset light とは「資産を持たない、減らす」という意味 )と呼んでいる
世界各地でJVを新設するとともに、エチレングリコール事業をPICとの
50/50JVのMEGlobal にしている。また、本年にPS事業を出し、Chevron Phillips Chemical との間で北南米のSM/PSの50/50JV Americas Styrenics を設立することとした。

今回の計画はその一環で、ダウはこれら製品の事業設備の権利の50%をPICに売却した上で、両社でJVを設立する。資産価値は190億ドルで、ダウはPICから税引前で95億ドルを受け取る。

JVはPICの原料ソースとダウの技術・マーケティング能力をベースとし、ダウでは「営業開始の初日からグローバルリーダーとなる石化会社をつくる」としている。ダウとしては基礎事業をJVで運営することで、資金を他の機能性事業、マーケット志向事業に投資するとしている。

今後、詳細を詰め、所要の認可を受けて、2008年後半に設立する予定。

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* 総合目次、項目別目次は
   http://kaznak.web.infoseek.co.jp/blog/zenpan-1.htm にあります。
  

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