Solvay、タイでエピクロルヒドリン生産
Solvayは6日、タイのMap Ta Phut にEpicerol®法によるワールドクラスのエピクロルヒドリン工場を建設すると発表した。
能力は10万トンで、2009年末のスタートを目指している。
エピクロの需要はエポキシ樹脂原料として最近急速に増えており、中国では年率20%以上の伸びを示している。Solvayではアジアの需要に対応するものとしている。
Epicerol®法は同社が開発した技術で、菜種油からバイオディーゼルを生産する際の副生のグリセリンを原料とする。
副生グリセリンと塩酸から中間体のdichloropropanol を直接合成し、次の脱塩化水素工程でエピクロを生成する。
本年4月にフランスのTavauxで年10千トンの生産を開始した。
2007/4/13 Solvay、バイオディーゼル副生グリセリンを原料とするエピクロの生産開始
Epicerol®は20以上の特許をとっており、American Oil Chemists' Societyの2007 年総会でInnovation Award を得た。また、2006年にフランス産業省から環境に貢献するイノベーションで Pierre Potier トロフィーを得た。
参考
2007/5/8 植物ベースのバイオ製品の開発
2007/6/13 DuPont、Bio-PDOの商業生産開始
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