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2007年7月 7日 (土)

イランとベネズエラ 経済協力で合意 合弁メタノール工場建設

イランのMahmoud Ahmadinejad大統領とベネズエラのHugo Chavez大統領は7月2日、イラン南西部 Assalouyeh Pars Special Economic Energy Zoneでの両国の合弁メタノール工場の起工式に参加した。

両大統領は合弁メタノール計画に加え、幅広い経済協力契約に調印した。

炭素陽極のベネズエラからイランへの輸出、機械部品工場建設のFS、イラン技術でのミルク処理工場、ベネズエラでの乳製品加工のJV、工具製造のJV、プラスチック押出機の製造、自転車組み立て、北ベネズエラでの住宅建設など、多岐に亘っている。

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両国はいずれもOPECメンバーの石油資源国で、反米路線をとっている。
両大統領は記者会見で、
「米国などすべての敵に協力して立ち向かう」と表明、反米姿勢を強調した。

Assalouyeh 町には両大統領が握手している写真とともに、「イランとベネズエラ 連帯の枢軸(Axis of Unity)」と書かれたポスターが貼られており、イラン大統領は今回の連携を革命的な2国の兄弟の結びつきの強化であると自賛し、ベネズエラ大統領はペルシャ湾とカリブ海の連帯であると述べた。

「連帯の枢軸(Axis of Unity)」 Bush 大統領がイランとイラク、北朝鮮の3国を「悪の枢軸(Axis of Evil)」と呼んだのを皮肉っている。

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Pars Special Economic Energy Zoneの合弁メタノール工場の生産能力は年間175万トンで、出資比率はイランのNPCが51%、ベネズエラのPequiven が49%となる。

両国はベネズエZigma Pequivenが51%、NPCが49%出資で、同じ規模の合弁メタノール工場を建設する。

建設費はいずれも650-700百万ドルとみられており、操業まで4年をみている。

両工場の完成により、イラン側はラテンアメリカ市場(特にブラジル)に、ベネズエラ側はインド、パキスタン市場にアクセスできることとなる。

両国でのメタノール合弁計画は昨年9月に発表されたもので、その時点では能力は各330万トン、総投資額16億ドルとしていた。



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