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2006年10月17日 (火)

デュポン、持続可能性について新たな公約を発表

2006/10/5  「ダウ、天然油ポリオール開発に成功ダウが20065月に発表した「2015年サステナビリティ目標」に触れた。

食料供給、住宅、水問題、健康と安全などの問題解決のため、最低3つのブレイクスルーを達成する。
省エネルギーの達成、代替エネルギーの開発、化石燃料消費に伴うグローバルな気候変化へのチャレンジ
等である。

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デュポンの会長兼CEO チャールズ・O・ホリデー Jr.は10日、持続可能性についての新しい公約を明らかにし、安全、環境、エネルギーおよび気候変動を視野にいれてグローバル市場で、ビジネスの拡充を図る、と発表した。

2015年に向けての市場に関する目標
   
環境的に優れた市場機会への研究開発の投資を2倍に。
   
非枯渇資源からの売上を2倍増の80億ドルに
   
省エネ and/or 温室効果ガス排出量削減を実現する製品からの売上を年間20億ドル超に拡大。
   
新たに1,000以上の安全関連製品およびサービスを導入。
   

2015年に向けての環境負荷に関する目標

地球温暖化ガスの排出量
  1990年以降、世界中の事業所から排出される地球温暖化ガスの排出量をCO2換算で72%削減したが、さらなる削減を推進し、2015年までに、2004年を基準として15%以上の地球温暖化ガス排出量の削減する。
   
水の使用量
  世界中の事業拠点において、今後10年間で30%以上の水の使用量削減する。
   
社有車の燃費
  燃費の向上や石油代替燃料のための主要な技術を駆使した車両を導入
   
浮遊性発がん性物質
  1990年以降、世界中の事業拠点における大気中の発がん性物質排出量を92%削減したが、2015年までに、2004年を基準として大気中発がん性物質排出量の50%以上の削減。
   
第三者機関による検証
   

デュポンは再生可能なバイオベース素材、先進的なバイオ燃料、省エネ技術、高機能の安全防護製品、代替エネルギー関連製品および技術をはじめとする、製品の開発と商業化を推進している。これらの製品の中には、トウモロコシを原材料とし、カーペットやアパレル、その他の用途に使用されるデュポンソロナ®ポリマーの主な成分となるバイオPDOTM、高い収穫量や高品質の作物を栽培するために先進的な植物遺伝学を駆使して開発されたパイオニア®ブランドの種子、警察官や消防士および救急隊員の防護服に使われている デュポンケブラー®、デュポンノーメックス® およびデュポン タイベック®の新用途などの高機能材料が含まれている。

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デュポンは11日、バイオベース3GT繊維ソロナ® のポリマーを生産し、アジア全域で販売するため、中国の「張家港 Glory Chemical Industry」 と提携すると発表した。

3GT繊維はポリトリメチレンテレフタレート繊維(PTT繊維)で、テレフタル酸と1,3プロパンジオール(PDO)とのエステル単位を質量比で85%以上含む長鎖状合成高分子からなる繊維。「しなやかさ(ソフト感)」を持ち、染色性が良く、高発色性、耐久(特に耐塩素)性などが特長。また、ポリエステル成分を張り合わせた複合糸は優れたストレッチ性と回復力を合わせ持つ。

デュポンは Tate & Lyle と共同で醗酵、精製技術を開発、50/50JVのDuPont Tate & Lyle BioProducts を設立し、トウモロコシ等を原料としたバイオ法PDOのプラントをデュポンのテネシー工場の既存プラントに隣接して建設した。

「張家港 Glory Chemical Industry」は本年初めにソロナ® ポリマーを生産するために設立された会社で、デュポン技術の連続重合設備を5月に建設開始した。2007年第2四半期に商業生産を開始する予定で、原料のバイオPDOは上記JVから供給を受ける。生産能力は年産30千トン。

 
PTT繊維は日本では東レが2001年にデュポンとライセンス契約を結び生産しているほか、旭化成と帝人が合弁会社ソロテックスで生産している。

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